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にぼしめし

備忘録

私が私を革命する物語:『少女革命ウテナ』感想

『少女革命ウテナ』を観終わった。寓意とメタファーに満ちた美しい物語はひどく難解だったが、その中に込められたメッセージのようなものはなんとなく掴み取れたように思う。感じたことと考えたことを自分なりに書き留めておきたい。 『少女革命ウテナ』は、…

世界は音楽に満ちている。:恩田陸『蜜蜂と遠雷』感想

遅ればせながら第156回直木賞受賞作である、恩田陸『蜜蜂と遠雷』を手に取った。もともと読みたいと思っていたところに「ピアノコンクールにまつわる群像劇」と聞き居てもたってもいられなくなってしまった次第である。 結論から言えば、私はこの作品に出会…

それでお前は誰なんだ?:『シルバー事件』感想

※ネタバレを含みます。 昨年の秋ごろ、HD版リリースに合わせて購入した「シルバー事件」をようやくクリアした。「ものすごく人を選ぶけれど、嵌る人はとことんのめり込むだろうな…」が第一の感想である。 正直、やたら面倒なシステム、謎解きですらない謎解…

雑感:『ユーリ!!! on ICE』

心身ともに疲れ果て、なんだか自分が今人生のどん底にいるかのような思いを抱く毎日の中で勧めを受けて、続きを見ずにずっと放置していたユーリonICEを見始めた。正直そんなことをしている暇はないとぐるぐる考えながらも、なんだかんだですぐさま見終わり、…

『それでも町は廻っている』最終回の考察

※「それでも町は廻っている」最終回と、137話と既刊のネタバレを含む。※この記事の内容は個人の希望に基づいた解釈である。考えの一つとして捉えていただきたい。2016年10月28日発売のアワーズ12月号で、石黒正数先生の漫画「それでも町は廻っている」が最終…

逆転裁判は成長物語であってほしい:『逆転裁判6』感想

※ネタバレを含みます 約9年前、ゲームショップの店頭で大々的に展開されていた新作ゲームに目を惹かれた。なんだかおもしろそう、という直感のもとにそのソフトを買い、プレイしてみた。夢中でクリアし、すぐにシリーズ作を買いに行った。 そのゲームソフト…